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しあわせのタネ(大人向け)

心にしあわせのタネを贈るオリジナル絵本。ある日、空から落ちてきたタネを拾ってから、次々と不思議な声が聴こえてくるハッピーな物語。
価格4180(税込)
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    拓哉くんに 贈る
    世界でたった一冊の絵本

     

     

     

    1年前に拓哉くんに出会えたこと、神さまに感謝します。
    この絵本は、大切な記念日のささやかな贈りものです。
    これからも、ずっと一緒にいようね♪

     

     

     

     

     

    201910

    美咲より

     

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    石井 拓哉さんに
    しあわせの花がたくさん咲きますように

     

     

    しあわせのタネ

     

     

     

     

     

    絵 大久保厚子 文 松塚しのぶ

     

    クリエイト・ア・ブック

     

  • とても気持ちのいい日曜日。
    拓哉くん
    神奈川県横浜市の公園で休んでいると、
    何かが落ちてきました。

    それは、不思議な形をしていました。

    「…なんだろう…」

     

  •  

    「…なにかのタネかなあ…」

    拓哉くんは、
    それをポケットに入れました。

    それからなのです、
    いろいろなことが
    起こりはじめたのは…。

  • ある日、散歩をしていると、
    いろいろな声が聞こえてきたのです。

    拓哉くんが誰かとすれ違うたびに。

    「…つかれたな…」

    「…会いたいな…」

    「…あやまらなくちゃ…」

    それは通り過ぎた人たちの
    心の声でした。

     

  •  

    いつも見かける女性と犬にすれ違うと、
    「…こんにちは…」
    ふしぎな声が聞こえたのです。

    「…え、もしかして、犬の声?…」
    拓哉くんは驚いいて
    「いま、何か言った?」
    犬に話しかけました。

    「よくしゃべるのよ」
    女性は楽しそうに笑いました。

    そして、
    「…きっと動物が好きなのね…」
    女性の心の声が聞こえました。

    ポケットの中で、
    タネはふんわりと光っていました。

  • 拓哉くんは、
    タネがポケットに入っていると
    動物たちの声も聞こえることに
    気づきはじめました。

    どこかで何かが歌っている。

    誰かがしゃべっている。

     

  •  

     

    拓哉くんはつぶやきました。

    「…まさか、猫たちや風、
    木の葉や花や鳥たちと話ができるなんて…」

    タネのふしぎなチカラを感じながら。

  • ある日、散歩していると、
    女性がベンチに座っていました。

    「…つらいな、つらいな…」

    拓哉くんが聞いたのは、
    心の声でした。

    「…ママ、元気になって…」

    犬の声も聞こえました。

    タネを持ってから、喜び、悲しみ、苦しみ、
    心の声が聞こえるようになっていたのです。

     

  •  

    拓哉くん
    鳥や風や猫たちに
    たずねました。

    何かできることはないかと。

    ポケットのタネを握りしめながら。

  • すると風は優しくあたりを包み、
    鳥は楽しい歌をさえずりました。

    猫も足下に静かに寄り添い、
    頬ずりをしたのです。

    拓哉くん
    周りの空気が温かく変わっていることに
    気づきました。

     

  •  

    「こんにちは、いいお天気ですね」
    拓哉くんは話しかけました。

    「あら、ほんと、今気づいたわ。いいお天気。」
    女性は空を見上げながら言いました。

    そして、心の声が聞こえてきました。

    「…ふしぎ。
    とても元気になったわ。ありがとう…」

    「…ありがとう…」
    寄り添っている犬の声も聞こえました。

    いつしか女性に微笑みがかえり、
    拓哉くんの心も
    温かくなっていました。

  • タネを持ってから拓哉くん
    今まで気づかなかったことに
    気づき始めました。

    笑顔になると
    笑顔の輪が広がること。

    いつも笑顔でいると、

    幸せな気分になって
    前向きになれること。

     

  •  

    タネがあると、
    楽しい思いつきも、次々と浮かびます。

    「そうだ、手づくりメニューで
    大樹や、健太や、美咲
    おもてなししよう。
    いっしょに食べるだけでうれしくなるから」

    おいしいものは、幸せのタネ。

     

  • 寒い日はみんなに
    温かい紅茶をいれてあげよう。
    暖まるだけで、笑顔になるから。

    湯気は、幸せのタネ。

    暑い日にはみんなに氷を入れて
    ジュースを作ってあげよう。
    冷たいだけで、ふ―っとほどける。

    ガラスのしずくは、幸せのタネ。

    拓哉くんはつぶやきました。

    「…みんなの笑顔にありがとう…」

     

  •  

    拓哉くん
    タネを持ってから、

    今までより自分が
    「ありがとう」を
    たくさん言っていると感じていました。

    気づくと歌を口ずさんでいて、
    心が軽くなっていることも。

  • 「…ふしぎなことはぜんぶ、このタネのおかげ…」

    そう思いながら、
    タネをさわろうとしましたが
    どこにもありません。

    拓哉くん
    胸に手を当てながら、つぶやきました。

    「もうあのタネはいらない。だってここにあるから」

     

  •  

    幸せのタネは、夢のタネ。
    みんなの心の中にあります。

    嬉しいことや楽しいことが降り注いで、
    素敵な花を咲かせます、

    拓哉くんは、いま26歳。

    拓哉くんにこれからも
    もっともっと幸せなことが起こりますように。

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