絵本のサンプル
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表紙
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由美ちゃんに 贈る
世界でたった1冊の絵本28歳の誕生日おめでとう☆
由美に出会えたこと、神さまに感謝します
これからの由美の人生に、たくさんの幸せが届きますように2019年10月1日
玄太より
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P1
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P2
山下 由美さんへ
これまでのありがとうを込めてありがとうのほん
KACHICO 作・絵
クリエイト・ア・ブック
P3
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今日は何の日?
ある人にとっては
普段と変わらないありふれた一日であり
ある人にとっては
生涯忘れられない特別な日かもしれません。
由美ちゃんにとっては
どうですか?流れゆく時間の中から
今日という日に寄せて、
由美ちゃんに伝えたい事があると
扉の向こうで待っている方々がいるようです。P4
P5
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P6
まず最初は、
遠い昔の由美ちゃんがまだ
いまよりずっと小さな頃に履いていたくつ。いつしかサイズが合わなくなって
捨てられてしまったけど
こんなにボロボロになるまで
たくさん履いてくれて
色んなところへ連れて行ってもらえて
嬉しかったのです。ありがとうね。由美ちゃんの足は
あの頃に比べるとずいぶん大きくなりましたね!P7
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お次は由美ちゃんが
赤ちゃんの頃に使っていたものたち。由美ちゃんは憶えてる?
あまいミルクの香り。
ふわふわの肌触り。
聞こえてくるのは不思議な音。
コロコロコロリ、カラカラカラ。由美ちゃんが泣いているとき
そして、笑っているとき
いつも一緒にいたのです。
共に過ごした日々に、ありがとう。
もう28歳だなんて
時がたつのはあっという間ですね。P8
P9
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P10
お次は使いかけのクレヨンや絵の具たち。
由美ちゃんがまだ幼かった頃、
どんな絵を描いたか憶えていますか?
一番使った色は、何色?失敗を恐れず、無心で描いていたよね。
思い切り使ってくれて、ありがとう。今はどうですか?
今でも心のままに自分を表現していますか?
他人と自分を比べて、落ち込んだりしていませんか?
そんな時はまた、あの頃を思い出してみてね。P11
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いつかどこかで出会った
小さなかわいい生き物たち。言葉はなくても伝わった。
優しく目を合わせてくれたこと
可愛いと思ってくれたこと
それだけで幸せ。
ありがとう、由美ちゃん。どこかでまた会えるかな。
会えるといいね。
その時がくるのを楽しみにしているよ。P12
P13
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P14
そしてさらに小さな生き物たち。
小さすぎて見えなくて
踏まれそうになったこともあるけど
どんなに小さくても一生懸命生きているよ。嫌いかな?
でももしかしたらいつかは
好きになってもらえるかな?
まずは由美ちゃんに
知ってもらえたことに、ありがとう。
また、見つけてね。P15
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彩り豊か穫れたて新鮮、
美味しそうな食べ物たち。太陽の光を浴び、海と大地に抱かれ
エネルギーに満ち溢れています。
宝石のように輝いています。
栄養を豊富に蓄えた大自然からの贈り物。由美ちゃんがいつも
美味しそうに食べてくれて
元気になってくれること
それがうれしいのです。ありがとう。P16
P17
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P18
東京都三鷹市、
それは由美ちゃんと
ご縁のある土地。人に個性がある様に土地にも個性がある。
東京都三鷹市は好きですか?由美ちゃんがこの土地に
住むことによって
東京都三鷹市を元気にしています。
住んでくれて、ありがとう。
なかなか良いところでしょう?P19
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空気、それは目には見えない。
目には見えないそのままの姿で
由美ちゃんが動き回っているときも
眠っているときも
そばにぴたりと寄り添っている。寄せては変える波のようなリズムで
体内へと吸い込まれるたび
繊細な会話をしているよ。
由美ちゃんの呼吸に、ありがとう。新鮮な自然の良い香りを乗せて
いつもの由美ちゃんの元へ
綺麗な空気を届けられます様に。P20
P21
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P22
地球、それはいつも私達の足元で
静かに、時に激しく息づいている。
太陽系に浮かぶ三番目の星。由美ちゃんはこの広い地球の上で
これまでどんな場所へ行き
何を見て、何を感じ
どんな想いを抱いてきたのだろう。この地球に生れてきてくれて
ありがとう。
これからも冒険を楽しんでね。P23
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空にぽつんと浮かぶ太陽と月。
昼と夜の世界を照らし続ける姿は
まるで父と母の様。時々見上げてしまうのはなぜだろう?
由美ちゃんが彼らを見上げる時
彼らもまた、、由美ちゃんを見つめている。あなたの眼差しが嬉しいのだ。
見上げてくれて、ありがとう。
寒さに凍えない様に
暗い夜道に迷わない様に
いつも由美ちゃんを
見守っているよ。P24
P25
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P26
宇宙、それはただ静かにひっそりと在る。
永遠に続く暗闇の中に煌めく星たち。
銀河、星雲、ブラックホール。なぜ宇宙は存在するのだろう。
創造主の実験場?それとも一つの生命体?ただ確かな事、
それは由美ちゃんは今
宇宙を構成している一つの輝き。由美ちゃんが存在していることで
宇宙は成り立っているのだ。
由美ちゃん、
存在してくれて、ありがとう。P27
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由美ちゃんの体を構成する細胞。
それはミクロの世界。小さな宇宙。毎日どこかで生まれ
毎日どこかで役目を終えている。
めぐりめぐる集合体。由美ちゃんが生きている。
ただそれだけで細胞たちは巡っている。
だから、ありがとう。由美ちゃんが取り込む栄養と
にっこり笑顔の幸福感で
細胞たちはますます元気に働けるんだ。P28
P29
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P30
目を閉じると心の中に浮かんでくる
優しくて暖かい光。
それは由美ちゃんという存在を通して体験したかった。
楽しさ、嬉しさ、辛さ、悲しみ、怒り、
感じられる限りのたくさんの感情を
由美ちゃんでしか味わえない
オリジナルな体験を。それが光によっての喜び。
由美ちゃんという体験に
ありがとう。
光はいつも
由美ちゃんを愛しているよ。P31
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いつかどこかで見かけた人達。
玄太や、遥香や、香織の姿も…。
世の中には星の数ほど人がいる。
これだけたくさんの人がいるのに
同じ人は一人もいない。
由美ちゃんと同じ人も
もちろんいない。みんな少しずつ違う色を持っていて
それぞれの色が輝く時
世界はカラフルに彩られる。
由美ちゃんが由美ちゃんで
いてくれて、ありがとう。P32
P33
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P34
最後に。
親愛なる由美ちゃん。
あなたがいてくれたから
この絵本が生まれました。ありがとうの気持ちを込めて
これを贈ります。P35
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裏表紙