絵本のご紹介

わたしたちの すんでいる　ちきゅうには
ごちそうが たくさん。

まさきくんの　くらしている
かわさきにも、
だいすけくんや、じゅんいちくんや、
れいちゃんの まわりにも、

たくさんの　どうぶつの　うえにも、
そらを　とぶ　とりたちにも、
つちの なかの むしたちにも。

きたにも みなみにも、
ひがしから ずうっと　 にしにも。

ちきゅうは ごちそう そのもの。

まさきくん
きらきらつぶつぶ たっぷり　たべて
からだの なかから　げんき　こぼれる。

まだ ちきゅうの　ごちそう、
それは だいち。

ふっくら つちの あたたかさ。
びっしり　つづく　たくましさ。
ずしんと　ふかく　あつみがあって。

まさきくん　じっくり　あじわうと

つよいちから　あふれだす。

まだまだ ごちそう、
それは き　き　き。

みどり　きみどり　ふかい あお、
まるい　さんかく　とげとげ ぎざぎざ。

まさきくん ぱりぱり　ほおばると

みどりの かおりで みたされる。

うれしいね、たくさんの　ごちそう。
すごいね、ちきゅう。

でも・・
こんなに いっぱい　ごちそうになって、
まさきくんも
だいすけくんや、じゅんいちくんや、
れいちゃんも、

ちきゅうの みんなが たべて たべて、

ちきゅうは
なくならないかな？
いたくないかな？

ないてないかな？

いま　７さいの まさきくんが
ちきゅうに ゃさしい ことを かんがえたら、
きっと　ちきゅうは わらって　くれる。

だいすけくんや、じゅんいちくんや、
れいちゃん、
みんなの たくさんの おもいが あつまったら、
きっと　 ちきゅうは げんきで いられる。

まさきくんも
だいすけくんや、じゅんいちくんや、
れいちゃんも、
みんなが ちきゅうの いろいろを
むだに　 しなければ、

きっと

ちきゅうは かがやきながら　うちゅうに　うかぶ。

つづきのデザート、
それは つきと　ほし。

よぞらに ながれる　ほしぼしの メロディー。
ほわんと　あかるい つきの　しきしや。

まさきくん　しずかな ひびきに みみ すます。

さいごの　ごちそう、
それはおおきなおおきな　ごちそう、
くうき。

めにはみえないけれど
かならずそこでみたして　くれる。

ひろく　おおきく　ふかく
ずっと　ずっと　ずっと。

まさきくん
ひろく　おおきく　ふかく
すいこんで

おいしい  おいしいと　しあわせになる。